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autolink NA/W12-039 カード名:中学三年生のアリサ&すずか カテゴリ:キャラクター 色:緑 レベル:0 コスト:0 トリガー:0 パワー:2500 ソウル:1 特徴:《動物》? 【自】このカードが手札から舞台に置かれた時、そのターン中、このカードのパワーを+X。Xはあなたの《動物》?のキャラの枚数×500に等しい。 はいはい、頑張ってコピーしやすいノート取るわよ レアリティ:C illust.南野彼方 いつもの長門の《動物》?版。 基本的な性能はいつもの長門同様だが、作品限定に近い《宇宙人》?とは違い《動物》?とプールが広いため更に使い易い。 ・関連ページ 「&」? 《動物》?
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とある○○な吹寄制理 大覇星祭三日目―――。上条当麻、土御門元春、ステイル=マグヌス、インデックス、青髪ピアスの5人は学園都市第七学区の表通りを歩いていた。 「うだー、疲れたー!」 「もう昼だし、今日は種目もたくさんあったしにゃー」 「しかもそのすべての競技にボクらは出なあかんかったしなー」 「僕としては君たちの慌てる姿が見れて楽しかったけどね」 「それよりとうまー、おなかへった」 ちなみにステイルは事後処理ついでに上条たちの競技を見ているらしい。まあ、上条としてもインデックスのお守りが必要だったので助かっている。 「ちょっと待て、昼飯はさっき食ったばかりだし、俺らの競技を観ながらステイルのおごりでポップコーンとかバクバク食ってたってのに何でまだ減る腹がある?」 「さ、さっきのはお菓子だから別腹だもん!」 「そういう問題じゃないと思うぜい・・・・・・」 「まあ、お腹が空いたというのなら、どこかに食べにいこうか?」 それじゃまるで人攫いだぞ・・・・・・。 と、上条はステイルをあきれた目で見つめる。 「まあ、連れて行ってくれるなら頼むよ、俺らは次の競技の時間がヤバイから・・・・・・」 「いや、ついていこうぜカミやん。次の競技は『クラス対抗サバイバルマラソン』だ、へたすりゃ死ぬぜい。それにたくさんの人数が入り乱れるから二、三人ぐらいなくて大丈夫だろうし」 「そうやそうや。いまなら女の子と食事できるってサブイベントまでついてるし」 そっちが本命か、つーかお前はインデックスと一回会ってるはずだが。 と上条は心の中でつぶやく。ちなみにクラス対抗サバイバルマラソンとは、つまり名前のとおりである。 能力者がお互いを妨害しながらマラソンをするだけである。マラソンとついてはいるものの、どちらかといえば妨害がメインになるため戦争に近い。 「んー、まあいっか。『へたすりゃ死ぬ』なら俺は確実に死にそうだし・・・・・・」 「それはないやろ」 「それはないぜい」 「それはないな」 「それはないよ」 「何で全否定!?」 3人から突っ込みを入れられ、上条は「不幸だー!」と叫ぶ。 しかし、その声に負けないぐらいに響いた声があった。 「見つけたわよ上条当麻!」 5人はいっせいに声のしたほうを振り向く。 「ヤバイ・・・・・・吹寄だぜい」 そこには鬼の形相をした大覇星祭実行委員の吹寄制理がいた。だが、いつもの吹寄とは少し違う気がした。 「吹・・・・・・寄?」 しかしそれに答えず、吹寄は大股でこっちに向かって来ながらまくしたてる。 「次の協議まで時間がないというのに!貴様ら、こんなところで長々と何をしている?」 吹寄の違いは一歩を踏み出すごとに大きくなっていく。体が大きく、肌の色は黒く、髪の毛が青く長くなり縮れていく、まるでわかめのように。そしてその声は・・・・・・ 「鼠のように逃げおおせるか、この場で死ぬか、どちらか選べぃ!」 女の子とは思えないような渋い声になりました(体も)。そのうえいつの間にか手にはゴツイ斧が握られていた。 近くにいた人が悲鳴を上げて逃げ出す。それほどまでに今の吹寄?の姿は恐ろしかった。 『ふ、吹寄ぇ!?』 すっかり変わってしまったクラスメイトに驚く一同。 「あれはもしかして穴子堕とし(バルバトスフォール)!?」 「なんやねん!その語呂の悪さは!」 「そんなこと言ってる場合じゃない、なんか危なそうだからとりあえずあれを止めるよ!」 ステイルはそう言うと、ルーンのカード(マジックアイテム)を取り出して炎剣を生み出す。その瞬間、 「アイテムなぞ・・・・・・、使ってんじゃねええええええええええええええ!!!!!」 吹寄?の怒号とともに、ステイルの足元から黒い刃が飛び出す。 ドズッ! と鈍い音が響く。そしてさらに、 「微塵に砕けろぉ!」 ステイルに突き刺さった刃が十字型になり、さらにステイルの体を切り刻んで後ろに吹き飛ばす。 「ステイル!」 上条はステイルのほうへ行こうとするが、 「大丈夫!あの人もまだ意識があるから、私が知ってる回復魔術を教えれば・・・・・・!」 インデックスがどこから取り出したのか救急箱を抱えてステイルの元へ行こうとするが、 「回復魔術だと?貧弱すぎるわ!」 吹寄?がそう言い放った後、口の中で小さく何かを唱え、 「断罪のエクスキューション!」 インデックスの足元と、頭上から不可視の圧力のようなものがかかる 「きゃあああっ!」 インデックスが倒れて動かなくなる。 「インデックス!てめぇ、吹よ「イノケンティウス!」」 上条は驚いてステイルのほうを見る。倒れたステイルの隣に、3000度を越す炎でできた人の化身が現れていた。 「彼のクラスメイトだか何だか知らないが、あの子を傷つけるなら「いつまで術に頼るか!」」 ステイルの声をさえぎって吹寄?が叫ぶと、ステイルの体が重力に押しつぶされるように地面へとめり込んでいく。 「がああああ!」 「くそっ!やめろ、吹寄ぇ!」 上条は叫びながら吹寄?のほうを向く。しかし吹寄?はそれを無視するように高速で後ろに走り出す。その先には『ここは第七学区三番通り』とカラフルな文字で書かれた大きな看板がある。 「俺の背後に・・・・・・」 吹寄?は手に持った斧を看板に突き刺すと、 「立つんじゃねえ!」 吹寄?が斧を力任せに振り上げると看板は木っ端微塵に砕かれ、看板の後ろに隠れていた土御門が宙に舞う。 「くっ!?」 斧に突かれたダメージは浅いようで、土御門は空中で体勢を立て直そうとする。しかしその前に吹寄?がひび割れた斧をこちらに向ける。飛んでくる土御門と上条は一直線に並んでいる。 まずっ・・・・・・!? 上条は移動しようと横に動くが、 「皆殺しだ!ジェノサイドブレイバー!」 吹寄?の斧から避けきれないほどの大きさの衝撃波が飛んでくる。 「くそっ!」 とっさに上条は右手を前に出す。衝撃波は空中でガード姿勢をとっていた土御門を、簡単に弾き飛ばし上条へとせまるが、上条の右手に当たった時点で消えてゆく。 「よし、これなら防げる・・・・・・!」 しかし上条は衝撃波が荒れ狂う前で、変わり果てた吹寄の声を聞いた。 「縮こまってんじゃねえ!灼熱のバーンストライク!」 上条の頭上から、複数の火の玉が振ってきた。 「どうしろってんだぁー!」 上条は火の玉の直撃を受けて右手がずれ、それによって襲い掛かってくる衝撃波で吹っ飛んでいく。 「あかん、カミやんまでやられてしまうとは・・・・・・、ここは一時撤退やーっ!」 青髪ピアスが、カール・ルイスも真っ青の速さで逃げていく。しかし、それを見逃す吹寄?ではなかったようだ。走り去っていく青髪ピアスの方を向き、言い放つ。 「男に後退の二文字はねえ!絶望のシリングフォール!」 青髪ピアスに一抱えもある岩が雨あられと降り注ぐ。 「死んでまうわーっ!!」 岩の直撃を受けて青髪ピアスが倒れ付す。 「ぶるああああぁぁぁ!!!」 しかし吹寄?はそれだけでは飽き足らずに謎の奇声を上げながら、倒れた青髪ピアスに走りより、 「死ぬかぁ!消えるかぁ!土下座してでも生き延びるのかぁ!」 炎を纏った斧を叩きつけ、返す斧で斬り上げ、浮かんだ青髪ピアスをつかんで膝蹴りをかましてまた地面に叩きつける。そして青髪ピアスも動かなくなる。 「これぞ三連殺!」 吹寄?はなにやら技名のようなものを言う。 「ぐ、吹寄・・・・・・どうしたっていうんだ」 上条は体を起こして呟く。 「どうして、だと?」 吹寄?が聞き返してくる。吹寄?はこちらに歩み寄りながら、 「おまえは自分に原因があるとは考えないのか?おまえを恨んでる人間はいないか? おまえを馬鹿にしてる人間はいないか? おまえは本当に誰かに必要とされているのか? おまえを殺してやりたいと思っている人間は本当に誰もいないのかぁ!?」 吹寄?は上条が混乱している間に、早口でまくし立てて戦闘モードに入ると、 「それがわからないなら、今死ね!すぐ死ね!骨まで砕けろぉ!」 上条を斧で滅多打ちにする。 「貴様の死に場所は!ここだ!ここだ!ここだぁぁぁ!!」 斧と拳の乱れ打ちをした後、おもいっきりおでこで頭突きされて上条は近くのビルの壁にめりこむ。 「今日の俺は紳士的だ、運が良かったな」 どこが紳士的だ、途中変なの混ざってたし。 と思いつつ上条の意識は遠のいてゆく。 上条の意識が無くなると同時に吹寄も元に戻っていく。髪の毛は元の黒髪に、体も発育の良いいつもの体に戻っていく。そして周りを見渡して驚く。 「これは・・・・・・、何があったの?」 地面には大量の破壊跡、そして倒れ伏す3バカ+2人。 とにかく何があったのかと、吹寄は腕を組んで今までのことを思い出してみる。 (確か次の競技場に行く途中で3バカが居ないのに気付いて、前の競技場付近を捜していたら女の子と歩いてる上条当麻を見つけて、そうしたらなぜか知らないけど怒りがこみ上げて―――) 「それで・・・・・・」 吹寄は首をかしげる。 「それで・・・・・・、どうしたんだっけ?」 吹寄は、頭の上にたくさんのはてなマークを浮かべて首をかしげている。 遠巻きに見ている人の畏怖の顔にも気付かずに――― 「貴様らはぁ、俺の最高の玩具だったぜぇ!」 その後、上条ちゃんたちの行方を知るものは誰もいなかったのですー 吹寄ちゃん!暴力はだめですよー! とある穴子な吹寄制理 GAME OVER
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とある喫茶店の一日 〜Mad_Tea_Party〜 君はこんな噂を耳にしたことはないかな? その喫茶店には、普通にはありえない出会いが待っている。 現在過去未来の全てにおいて接点のないはずの人とも、“偶然”巡り会えてしまう不思議なカフェ。 アーネンエルベ。 もしも街を歩いている時、そんな名前の看板を見かけたなら。急ぎの用事がないなら、足を踏み入れてみるといい。 とても貴重な経験が出来るはずだ。 まあ身の安全の保証は出来かねるが……いやいや、何事も自己責任ということだよ。 店自体の質もとてもいい。マスターオリジナルのブレンドコーヒーに、軽めのツナのサンドウィッチ。あとはモンブランでもあれば言うことなしだ。 そうそう、座るならテーブル席を選ぶべきだ。向かいに座る人がいたなら、その人はきっと、君が絶対に出会えない相手だろうからね。 キィッ、と擦れる音を立てて木製の扉が開く。カランコロンという鈴の音が、少し遅れて続いた。 視界に入ってきたのは、電灯を極力排した薄暗いカフェテリア。まあ雰囲気づくりは悪くない。さびれていると言い換えることも出来そうだが、どうせ“この街”では平日の昼間に繁盛している店はないから気にすることもないだろう。 案の定、並べられたテーブルはどれも空席だった。たった一つ、奥まった場所に置かれたテーブルに赤っぽい制服の少女と白っぽい修道服の少女が陣取っている。白昼堂々サボリとはたいした度胸だ。修道服ということは、第十二学区の学生かもしれない。わざわざこんな所まで足を運んだのは、教員の見回りを回避するためだろうか。 (…………ン?) 不意に、自分の思考に疑問が浮かぶ。 “こんな所”って、一体どこだ? この店に入る前に、街のどのあたりを歩いていたのか思い出せない。 しかし、疑問が違和感に変わる前に、カウンターから声がかかった。 「——いらっしゃいませ。お一人ですか?」 男にも女にも、大人にも子供にも、聖人にも囚人にも見える人物。ついでに言えば店長とも店員ともとれる態度だった。長すぎる髪を大きな三つ編みに束ね、花柄のエプロンをつけてコーヒーカップを持ち上げている姿に、彼はなぜだか対軍兵器級のツッコミを入れたくなったが、ギリギリで自制する。 「……あァ」 「テーブル席とカウンター席がございますが、どちらに?」 「テーブル」 「かしこまりました。左手奥のCテーブルをお使いください。注文がお決まりになりましたら、卓上のベルを鳴らすか、カウンターに直接声をかけてくだされば承ります」 手振りで了解したことを伝えると、彼は支持されたCテーブルとやらに向かう。静電気で髪の毛を持ち上げられているような奇妙な感覚があったが、不思議と店を出ようという気にはならなかった。 ——その喫茶店には、普通にはありえない出会いが待っている。 いつ聞いたのかも思い出せない、うさんくさい噂話を真に受けた訳でもないのだが。 こうして学園都市最強の超能力者、一方通行(アクセラレータ)は、今日という取り戻せない日をアーネンエルベで過ごすことになった。 時刻は午後一時。少し遅めのランチタイム。 ◇ ◇ 一方通行が座ったテーブルの二つ隣り、Aテーブルには、赤と白の対照的な少女達が座っている。 クリームソーダのアイスに刺さってしまったストローと格闘している修道服の少女がインデックス。注文した紅茶に自前のブランデーをボタボタ足らしている冬用制服の少女がサーシャ=クロイツェフ。 彼女達は、一方通行が想像したように学校をサボってこの店に来ていた訳ではなかった。二人はもともと学園都市のどの学校にも所属していない、いわゆるモグリの住人なのである。 しかし、それも実は今日までの話。 「明日から、かぁ。いいなぁサーシャは。ロシア成教公認で転入出来るなんてー」 「そうは言うけど、あくまで諜報活動の一環としてであるし。むしろ周りの人たちを騙しているようで気が引けるというか」 インデックスのぼやきに、サーシャが控えめに答える。 ここ最近の彼女たちの話題は、「サーシャの学園都市への転入」に集中していた。 一端覧祭と『灰姫症候(シンデレラシンドローム)』の事件が無事終わり、さあ別れを惜しもうとした所へやって来た国際郵便。開けてみれば近所の中学校への転入手続き書類とサーシャに当分の間学園都市への駐留を命じる指令書だったのだから驚いた。 えらいこっちゃえらいこっちゃと騒ぎながらも準備しているうちに、いよいよ明日が初登校の日。 今は学生向けのデパートで注文しておいた冬服教科書その他の必要雑貨をまとめて引き取ってきた帰りなのである。テーブルの下にはパンパンに膨れた紙袋がいくつも置かれていた。大分冷え込んできたこともあって、冬服だけは受け取ってすぐに着替えたが。 ちなみに、サーシャは転入先である夕凪中学校の女子学生寮に既に部屋を与えられていたが、そちらではほとんど寝泊りしていない。これまで通りとある少年の部屋に押しかけ居候のような形で暮らしている。 「でも、さあ」 インデックスの愚痴は止まらない。ここ数日ずっとだ。 上条さん家の白シスターは、決して赤シスターを妬んでいる訳でも、ましてや恨んでる訳ではない。それだけは絶対だ。 けれども、 『サーシャが学校に行くようになると、また私は昼間一人ぼっちになっちゃうもん』 口に出した訳ではないが、サーシャは友人のそんな隠された本音を察してしまっていた。 自分が属している魔術サイドとは敵対していると言って差し支えない科学サイドの街で、朝から放課後までという長い時間をたった一人で過ごす寂しさはどれだけのものだろう。サーシャはようやく出会えた、さの寂しさを分かち合える友達なのだ。 その彼女までが、学校に通うようになれば。 (……問一。どうすればいいのでしょう?) 落ち込み続ける友にかける言葉も浮かばず、天にまします我らの父とかに祈ってみる赤シスター。だがそう簡単にありがたいお告げを下さるほどこの作品(せかい)の神様は親切じゃない。 その代わりと言ってはなんだが、感覚的には右斜め後方から幻聴じみてか細い女の子の声が聞こえてきた。 (えっと。……とりあえず、何でもいいから褒めて、褒めて、褒めまくってみるのはどうですか……?) なるほど。ありがとう私の天使(スタンド)。 (え、そんな、私オラオラとかアリアリとかだが断るとか出来な——あれ、もしかして今後私ってそういう扱いなんですか?) それこそ神のみぞ知る、だ。 サーシャ=クロイツェフは意を決し、怒涛の褒め殺し作戦を敢行する。 「そう、だ。インデックス、注文した時と今日と、デパートまでの道案内をしてくれてありがとう。やはりこの辺りの地理には、まだ慣れていないから」 「大した事じゃないよ。私が案内できたのは、昼間暇な時にぶらぶらするコースだったからだもん。——うん、昼間、暇だから」 一層暗くなる声に、サーシャは第一撃が裏目に出てしまった事を悟る。 「うう……ん、荷物も、半分持ってくれて、感謝している。これはとても一人で持てる量ではない」 「……でもさりげなく教科書とかの重い袋を自分で持って、服とか靴なんかの軽い方を私に回してるよね」 続く第二撃が(両者の)ボディをえぐるように打つ。 「ああああああ。そ、そのクリームソーダ、おいしい?」 「うん。サーシャのおごりだけどね。とうまは私にお金持たせてくれないから」 第三撃が急所に当たった! 効果は抜群だ! 「…………大丈夫?」 「うん。うん。大丈夫だから……今は貴女のために祈らせてください……」 挙句の果てに慰められてしまう。十行足らずで精神的にフルボッコされたサーシャの明日はどっちだ。学校か。 その頃、彼女達の二つ隣のテーブルで白く、白く、白い超能力者が四肢を震わせてツッコミ衝動に耐えていたことを知る者はいない。 誰にだって出会いを選ぶ権利はある。
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STAGE00 アリサ編 STAGE01 STAGE02 STAGE03 STAGE04 STAGE05 STAGE06 STAGE07 STAGE08 STAGE09 STAGE10A STAGE11 STAGE12 STAGE13 STAGE14 STAGE15 STAGE10B STAGE16 STAGE17 STAGE18 STAGE19 STAGE20 STAGE21 STAGE22 STAGE23 STAGE24 STAGE25 STAGE26 STAGE27 STAGE28 STAGE29 STAGE30 STAGE31 STAGE32 STAGE33 STAGE34 STAGE35 STAGE36 STAGE37 STAGE38 STAGE39 STAGE40 STAGE41 STAGE42A STAGE43 STAGE44 STAGE45 STAGE42B STAGE46 STAGE47 STAGE48 STAGE49 STAGE50 STAGE51 STAGE52 STAGE53 STAGE54 STAGE55 STAGE56 STAGE57 STAGE58 Ending ストーリーイベントインターミッション 熊本市街 沖縄 STAGE53ランキング マップ 入手アイテム 味方 敵 ストーリーイベント インターミッション セットアップ ネットワーク フォーラム メール ネットワークショップ デスクトップ シミュレーター セーブ ロード 終了 熊本市街 〔熊本基地作戦室〕 会話イベント 熊本市街-熊本ショップ(熊本酒場) 〔熊本ショップ(熊本酒場)〕 ネットワーク ネットワーク 入手 備考 メール 共用メール 受信 金 600 日本警察「感謝状」 金 600 日本警察「感謝状」 亮五 受信 長谷川希里子「大漢中軍が」 移動-店を出る 熊本市街-日防軍熊本基地 〔熊本基地作戦室〕 会話イベント|選択肢準備中 準備完了 沖縄 〔瑞慶覧基地作戦室〕 会話イベント ネットワーク ネットワーク 入手 備考 メール 和輝 送信 KIRYU@0730「世話になった」 美穂 受信 ルドルフ「あばよ」 メイヤー 受信 N・D・クック「日本のクーデター」 移動-ハンガー 〔ハンガー〕 会話イベント 会話-小池[EHOBA]パスワード入手 ネットワーク ネットワーク 入手 備考 デスクトップ グラフィックデータ OKINAWA Ocean City《沖縄海洋都市構造図》 『日本/企業/海洋都市事業団/インフォメーション/海洋都市構造図[EHOBA]』でダウンロード ▼ショップ▼ 購入 パーツ ボディ|Lアーム|Rアーム|レッグ|バックパック 武器 グリップ|ショルダー アイテム アイテム コンピュータ コンピュータ 改造 HPレベル7まで / その他レベル4まで パーツ ボディ 名称 価格 HP 重量 出力 バトルスキル 属性ダメージ減少率 備考 ノーマル レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5 レベル6 レベル7 入手 条件 ノーマル レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 価格(改造) 120 170 220 270 320 360 410 価格(改造) 240 360 480 600 108式 強警 240 340 387 445 510 584 673 771 887 40 220 格闘力UPⅠ 格闘 - 10% 20% 30% 40% PAW2プロウブ 240 364 414 476 546 626 720 826 950 44 253 オートマシンⅡ 肩武器除く - 15% 30% 45% 60% キャセルM2 240 464 547 644 760 895 1053 1238 1461 39 206 格闘力UPⅡ 格闘 - 10% 20% 30% 40% 109式 炎陽 240 292 332 382 438 502 578 662 762 60 344 オートマシンⅠ 肩武器除く - 5% 10% 15% 20% 目次へ Lアーム 名称 価格 HP 重量 命中率 バトルスキル 命中値 備考 ノーマル レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5 レベル6 レベル7 入手 条件 ノーマル レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 価格(改造) 50 70 90 110 130 150 170 価格(改造) 100 150 200 250 108式 強警 100 212 250 294 347 409 481 566 667 25 7% ALLorNO 連射 - 12% 22% 40% 73% PAW2プロウブ 100 228 269 316 373 440 517 608 718 33 9% ダブルショットⅠ 両腕同射撃 - 16% 29% 52% 94% キャセルM2 100 292 332 382 438 502 578 662 762 15 5% スタンパンチ 格闘 - 9% 16% 29% 52% 109式 炎陽 100 184 209 241 276 316 364 417 480 45 12% Legブレイク 単射・格闘・ミサイル - 21% 38% 69% 126% 目次へ Rアーム 名称 価格 HP 重量 命中率 バトルスキル 命中値 備考 ノーマル レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5 レベル6 レベル7 入手 条件 ノーマル レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 価格(改造) 50 70 90 110 130 150 170 価格(改造) 100 150 200 250 108式 強警 100 212 250 294 347 409 481 566 667 25 7% ALLorNO 連射 - 12% 22% 40% 73% PAW2プロウブ 100 228 269 316 373 440 517 608 718 33 9% ダブルショットⅠ 両腕同射撃 - 16% 29% 52% 94% キャセルM2 100 292 332 382 438 502 578 662 762 15 5% スタンパンチ 格闘 - 9% 16% 29% 52% 109式 炎陽 100 184 209 241 276 316 364 417 480 45 12% Legブレイク 単射・格闘・ミサイル - 21% 38% 69% 126% 目次へ レッグ 名称 価格 HP 重量 移動力 タイプ バーニア バトルスキル 回避率 備考 ダッシュ ノーマル レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 レベル5 レベル6 レベル7 ノーマル レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 入手 条件 ノーマル レベル1 レベル2 レベル3 レベル4 価格(改造) 80 120 150 180 210 240 280 価格(改造) 160 240 320 400 価格(改造) 160 240 320 400 108式 強警 320 280 319 366 420 481 554 635 730 45 4 2脚 2段 4段 4段 6段 7段 DMGFix100 全武器(防御) - 6% 14% 24% 35% 0倍 0倍 2倍 3倍 3倍 キャセルM2 320 384 437 503 576 660 760 871 1002 59 6 2脚 2段 4段 4段 6段 7段 AP3割Cut グレネード除く - 8% 19% 32% 47% 0倍 2倍 3倍 3倍 4倍 109式 炎陽 320 240 283 333 393 463 544 640 756 18 2 2脚 2段 4段 5段 7段 7段 アンチブレイク 全武器(防御) - 8% 19% 32% 47% 0倍 2倍 3倍 4倍 5倍 目次へ バックパック 名称 価格 重量 容量 追加出力 備考 BX090 600 50 8 - BPT9MAX 800 30 - 90 目次へ|上へ 武器 グリップ 名称 価格 種類 属性 重量 命中率 射程 攻撃力(攻撃力×発射回数) AP 命中低下率 弾数 発射回数/消費AP 備考 フェタルバスター 500 格闘武器 衝撃 40 100% 1 156×1 1 -0% / 距離 ∞ ビーナス 500 格闘武器 衝撃 33 120% 1 115×1 1 -0% / 距離 ∞ ラストステイク 700 格闘武器 貫通 37 110% 1 129×1 1 -0% / 距離 ∞ アークバレル4 800 マシンガン 貫通 91 80% 1~4 21×10 5 -10% / 距離 ∞ ディソードM300 780 ショットガン 衝撃 80 75% 1~3 22×12 3 -2% / 距離 ∞ 11式狙撃銃 780 ライフル 貫通 84 75% 1~6 117×1 4 -2% / 距離 ∞ ホットガゼル 780 火炎放射 炎熱 93 60% 1~2 33×4 4 -2% / 距離 ∞ 4hit / 47hit / 711hit / 11 名称 価格 種類 重量 ダメージ AP 使用回数 備考 SN-107G 400 シールド 36 90%減 2 4 目次へ ショルダー 名称 価格 種類 属性 重量 命中率 射程 攻撃力(攻撃力×発射回数) AP 命中低下率 弾数 攻撃エリア 備考 ヴィルトGGR 1000 グレネード 炎熱 156 60% 3~6 126×1 12 -0% / 距離 4 5×5 名称 価格 種類 属性 重量 命中率 射程 攻撃力(攻撃力×発射回数) AP 命中低下率 弾数 備考 バジャリガー 900 ミサイル 炎熱 137 80% 3~9 148×1 10 -0% / 距離 6 目次へ|上へ アイテム アイテム 名称 価格 容量 効果 備考 グレネード弾 100 2-------- グレネードの弾をMax補給する ミサイル弾 100 2-------- ミサイルの弾をMax補給する リペア 100 1-------- 1パ-ツに対しMaxHPの50%回復する リペアMax 200 2-------- 1パ-ツに対しHPを全回復する リバ-スLow 160 2-------- 破壊パ-ツを修復しMaxHPの25%回復する リバ-スHigh 300 3-------- 破壊パ-ツを修復しMaxHPの50%回復する リバ-スMax 400 4-------- 破壊パ-ツを修復しHPを全回復する リカバ- 80 1-------- パイロットHPを50%回復する リカバ-Max 140 2-------- パイロットHPを全回復する シ-ルドリペア 120 2-------- シ-ルド使用回数を50%回復する シ-ルドMax 200 3-------- シ-ルド使用回数を全回復する 目次へ|上へ コンピュータ コンピュータ 名称 価格 容量 機能 備考 COMB652 1000 6 発動率 大UP、連鎖率 大DOWN COMC554 1000 6 発動率 小DOWN、連鎖率 小UP COMG10 1300 6 入手率UP COM6 600 6 特殊機能なし 目次へ|上へ 移動-作戦室 〔瑞慶覧基地作戦室〕 会話-河田出発しない 出発する:STAGE53 上へ STAGE53 沖縄連絡橋 勝利条件 敵パイロットの全滅もしくは投降 敗北条件 プレイヤーパイロットの全滅 出撃パイロット選択 和輝 / 亮五 / アリサ / リュウ / 美穂 / ファム / ラン / メイヤー ランキング 基準値 敵排除数 6 総戦闘回数 45 平均ダメージ 90 平均武器レベル 16 ターン数 8 NPC残数 - マップ 地形 進入不可 段差 スロープ ▼ 障害物 平地 不整地 浅瀬 X 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 Y 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 気絶不可 - 混乱不可 - 戦意喪失、投降不可 - 強制排出不可 - 序盤、敵ユニット(敵3 / 5)は、味方ユニットが接近するまで行動しない 序盤、敵ユニット(敵4 / 6)は移動後、味方ユニットが接近するまで行動しない 上へ 入手アイテム 入手先 名称 備考 敵1 / 2投降 ボディ 瞬王1型 Lアーム 瞬王1型 Rアーム 瞬王1型 レッグ 瞬王1型 敵3 / 4投降 ボディ 冷河1型 Lアーム 冷河1型 Rアーム 冷河1型 レッグ 冷河1型 敵5 / 6投降 ボディ 明天1型 Lアーム 明天1型 Rアーム 明天1型 レッグ 明天1型 上へ 味方 No. 名前 移動力 バーツ 武器 人物 アイテム APNow / Max Body HP状況Now / Max 格闘力 減少率 AP設定/改造LV 防御 L.Grip 属性 種類 AP 熟練 攻撃 弾数Now / Max 射程 命中率 距離低下率 段差低下率 HPNow / Max エースランク ポイント バトルスキル L.Arm 命中 命中 L.Shld 武器熟練度 回避(回避率) R.Arm 命中 R.Grip 格闘武器 ショットガン グレネード Leg バーニア ダッシュ 回避 R.Shld マシンガン 火炎放射 キャノン 属性防御 B.Pack 追加出力 ライフル ミサイル ビーム 1 × 2 × 3 × 4 × 上へ 敵 No. 名前 移動力 バーツ 武器 人物 アイテム PRIZEMONEY APNow / Max Body HP状況Now / Max 格闘力 減少率 AP設定/改造LV 防御 L.Grip 属性 種類 AP 熟練 攻撃 弾数Now / Max 射程 命中率 距離低下率 段差低下率 HPNow / Max エースランク ポイント バトルスキル L.Arm 命中 命中 L.Shld 武器熟練度 回避(回避率) R.Arm 命中 R.Grip 格闘武器 ショットガン グレネード Leg バーニア ダッシュ 回避 R.Shld マシンガン 火炎放射 キャノン 属性防御 B.Pack 追加出力 ライフル ミサイル ビーム 1 イマジナリーナンバー 3 瞬王1型 986 / 986 110% 20% ■ ■ ■ ■ 順達4型 貫通 マシンガン 5 F 21×10 ∞ 1~4 80% 10% 5% 20 / 20 ★★★★★★★ ×0 アンチDMG80 150 18 / 18 瞬王1型 614 / 614 ×10%UP ■ ■ ■■ ■ ■ ------ 32% 瞬王1型 614 / 614 ×10%UP ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 F 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% F 耐炎熱 瞬王1型 635 / 635 3段 4倍 ■ ■ ■ ------ F ------ 2 イマジナリーナンバー 3 瞬王1型 986 / 986 110% 20% ■ ■ ■ ■ 順達4型 貫通 マシンガン 5 F 21×10 ∞ 1~4 80% 10% 5% 20 / 20 ★★★★★★★ ×0 アンチDMG80 150 18 / 18 瞬王1型 614 / 614 ×10%UP ■ ■ ■■ ■ ■ ------ 32% 瞬王1型 614 / 614 ×10%UP ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 F 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% F 耐貫通 瞬王1型 635 / 635 3段 4倍 ■ ■ ■ ------ F ------ 3 イマジナリーナンバー 6 冷河1型 1345 / 1345 124% 20% ■ ■ ■ ■ 20式打手 衝撃 格闘武器 1 F 156×1 ∞ 1 100% 0% 0% 20 / 20 ★★★★★★★ ×0 タックルⅢ 150 18 / 18 冷河1型 846 / 846 ×5%UP ■ ■ ■■ ■ ■ ------ 32% 冷河1型 846 / 846 ×5%UP ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 F 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% F 耐衝撃 冷河1型 1113 / 1113 7段 3倍 ■ ■ ■ ------ ------ 4 イマジナリーナンバー 6 冷河1型 1345 / 1345 124% 20% ■ ■ ■ ■ 20式打手 衝撃 格闘武器 1 F 156×1 ∞ 1 100% 0% 0% 20 / 20 ★★★★★★★ ×0 タックルⅢ 150 18 / 18 冷河1型 846 / 846 ×5%UP ■ ■ ■■ ■ ■ ------ 32% 冷河1型 846 / 846 ×5%UP ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 F 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% F 耐炎熱 冷河1型 1113 / 1113 7段 3倍 ■ ■ ■ ------ ------ 5 イマジナリーナンバー 2 明天1型 846 / 846 122% 40% ■ ■ ■ ■ ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 F 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% 20 / 20 ★★★★★★★ ×0 敵属防無効 150 17 / 17 明天1型 533 / 533 ×12%UP ■ ■ ■■ ■ ■ 知更鳥50型 炎熱 ミサイル 10 F 124×1 6 / 6 3~9 80% 0% 0% 24% 明天1型 533 / 533 ×12%UP ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 F 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% F 耐衝撃 明天1型 696 / 696 5段 4倍 ■ ■ ■ ■ ------ ------ F 6 イマジナリーナンバー 2 明天1型 846 / 846 122% 40% ■ ■ ■ ■ ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 F 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% 20 / 20 ★★★★★★★ ×0 敵属防無効 150 17 / 17 明天1型 533 / 533 ×12%UP ■ ■ ■■ ■ ■ 知更鳥50型 炎熱 ミサイル 10 F 124×1 6 / 6 3~9 80% 0% 0% 24% 明天1型 533 / 533 ×12%UP ハードブロウ 衝撃 格闘武器 1 F 25×1 ∞ 1 100% 0% 0% F 耐貫通 明天1型 696 / 696 5段 4倍 ■ ■ ■ ■ ------ ------ F 上へ
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある2人の放課後喫茶店 お弁当編 「いらっしゃいませーー」 衣替えも終わり、すっかり装いも変わったとある秋の日の放課後。 たくさんの学生たちが行き過ぎていく、ここ学園都市第7学区の表通りに面した瀟洒な喫茶店。 ――待ち合わせなんで、と出迎えたウェイトレスに告げて、いつもの窓際の、いつもの席にやってきたとある高校二年生、上条当麻。 「お疲れさま。今日は珍しく早かったのね?」 まるでどこぞの新婚夫婦のような会話で迎えたのは、常盤台中学三年生、超能力者『超電磁砲』こと御坂美琴。 そんな彼女に上条は、 「おう。最近は補習に出なくて済むようになったからな……」 ――ホットひとつ、とお冷を持ってきたウェイトレスにオーダーを入れる。 「――これも御坂センセーのおかげだよ」 ニカリとその満面の笑みを美琴へと向けた。目の前の専属家庭教師のおかげで、以前に比べて格段に成績も良くなり、テストの赤点も補習授業もかなり減った上条。 小萌先生は喜んでいたが、クラスメイトからはなぜだか疑惑と嫉妬、羨望の眼差しを向けられることになってしまった。 それでも努力の成果が、こうして目に見える形で現れることで、上条の喜びにも拍車がかかる。 彼の喜びに溢れた笑顔は、こうやって美琴の心にじんわりと温かい灯を点していくのだ。 自分に向けられる笑顔に、もちろんカァッと頬が火照るほどの恥ずかしさと照れくささを感じる一方で、彼の役に立てたという嬉しさがそれを上回る。 だからこそ美琴は、 「よかった。そう言ってもらえると……」 この喜び溢れる気持ちを、 「――私も教え甲斐があるわ」 感謝の微笑に託して彼に伝えようとした。 そんな彼女に見つめられた上条は、 「――お、おう……」 そう一言だけ答えると、押し黙ってしまった。 彼の頬が紅く染まっているように見えるのは、秋の夕陽を浴びている所為だけではないのだろうか。 「…………」 「…………」 まるで天使が通り過ぎたように、ぎこちない沈黙が二人を包み込む。 お互いに相手を意識してしまっているのに、そのことを気取られまいと思ってはみたものの。 (と、当麻の顔が赤いのって、もしかして意識してる……んだよね? でもコイツに限って、そんなこと……。本当はどう……なのかな?) 少しでも身動きをすれば高鳴る胸の鼓動が、もしかして相手にも聞こえるんじゃないかと思えて、内心の焦りをなんとかしようと、 (いよいよ上条さんにも春がっ!? いや、御坂は面倒見がよくて、優しいだけなのかもしれないしな。でも……本当はどうなんだろう?) それでも何かを言わないと思い、 「――あ、あのなっ!?」 「――あ、あのねっ!?」 言葉が被さって、またもや振り出しへと戻る二人。 「「…………」」 が、その時やっと、 「お待たせしました。ホットコーヒーのお客様」 「――! あ、はい、こっちです」 「……はぁ」 ウェイトレスの介入によって、無事に心の平穏への入り口へ辿り着くことが出来た。 やっといつもの調子に戻った二人は、何も無かったかのようになごやかな談笑を始めていた。 突然――そうそう、と何かを思い出したように、上条がごそごそとかばんの中を漁っていたが、やがて取り出したのは、 「これ、今日のお弁当箱。いつもありがとな」 「あ、ど、どうだったかな? 今日の出来の方は……?」 今朝、美琴から渡されたお昼のお弁当箱だった。 献立はハンバーグに人参のグラッセ、ポテトサラダに青菜の胡麻和え。ぎっしり詰められた茶碗三杯分のごはんは、食べ盛りの男子高校生にも十分なほどの量。 彩りにも栄養にも細かな気配りがされ、見るからに愛情込めました的なその内容に、 「ああ、今日も最高だった。ハンバーグはお肉たっぷりだし、人参も甘くてうまかった。ポテトサラダの酸味は程良いし、胡麻和えも香りがあってよかったよ。ご飯の量もちょうどだったし。ご飯の間の海苔とおかかの加減も良かった」 よかったあ、と言いながら、にこにこ顔で空っぽの弁当箱を受け取る美琴。ご飯の間に敷き詰めた海苔とおかかで、「LOVE」の文字を書いておいたのは内緒だ。 (――子供に『お弁当、全部きれいに食べられたよ』と言われたらこんな気持ちなんだろうな。えへへ、コイツとの子供かぁ。女の子だったら名前は麻琴よね。男の子なら何が良いかな。コイツにお弁当渡して、『はい、当麻。今日のお弁当よ』『お、いつもありがとな。美琴の愛妻弁当はいつも美味いもんな』『うん、麻琴もママのお弁当、大好き!』『ほらほら、二人とも遅れるわよ』『『行ってきまーす』』……なんてね! なぁんてね!! なぁぁんてねぇぇええ!!!) 妄想を暴走させている美琴が、上の空でニヤニヤとしているのを見た上条が、 「――おい、美琴? 耳からなんか垂れてるぞ?」 「……ふぇっ!? ええっ?」 そんなバカなと、あわてて耳を押さえた美琴を見て、ケラケラと笑った。 「まーたミコっちゃんは違う世界に旅立ってたのかよ?」 「だからミコっちゃん言うな。――別に良いじゃない。ちょっとぐらい夢、見させてもらったって」 「ちょっとぐらいってな、御坂。いったい普段からどんな夢、見てんだよ。それこそ耳から何かヤバいものが垂れてそうだぜ?」 ――もう、と言って赤い顔でふくれっ面のまま俯いてしまった美琴に、上条は言葉とは裏腹に優しい微笑を向けていた。 が、すぐにその表情が消えたかと思うと、うらやむような言葉を漏らす。 「――でも将来の夢があるのは、ちょっとうらやましいと思うな」 どことなく諦めたような面持ちのまま、小さく息を吐いた。 彼の言葉に美琴がはっと顔を上げた時、目にした少年の表情に切なく胸を締め付けられて、思わず彼の手をとってしまっていた。 「アンタに……将来の夢はないの?」 「――全部、忘れちまったからさ」 ぽつりとつぶやくような彼の言葉が、美琴の胸に突き刺さる。彼の手を握る手に思わず力が入っていた。 過去の記憶も、自分の進みたい道筋も失って、それでも今を一生懸命生きようとしている上条を強い、と思えた。 だからこそ彼は、いつだって真っ直ぐに信じる道を突き進むことが出来るのだろう。 美琴はそんな上条のことを、今では恋しているだけでなく尊敬だって、信頼だってしているのだ。 「あー、でも心配すんなよ。失くしたのは昔の夢なんだし、忘れちまっても、もう一度探したらいいかって思ってるからな」 失った将来の夢を、もう一度探すという彼の言葉に、あの日の妹の言葉が思い出されていた。 ――生きると言う事の意味を見出せるよう、これからも一緒に探すのを手伝ってください。 あの日、美琴へと向けられた妹達の願いを、姉として聞いてやることが出来たのも、元はといえばこの少年のおかげなのだ。 だから迷うこと無く、美琴は上条に寄り添いたいと思い、そうすることが自分の願いであることも分かっている。 「ね、アンタの将来の夢探し、私も手伝って、いいかな? ――ううん、私にも手伝わせて欲しい」 「御坂……」 「誰一人欠けることなく、何一つ失うことなく、みんなで笑って帰る。あの時はアンタの夢を守ることも、妹達を助けることも私一人では出来なかったけど……」 あの忌まわしい実験を止めようとした時、自分の無力さに心折れかけたこともあったが、今は彼の力になれるなら、何度だって立ち上がれそうな気もしていた。 「――それでも私、やっぱりアンタの力になりたい。アンタの夢だったら、私も一緒に見てみたいなって思うの」 真っ直ぐな目で、じっと見つめてくる彼女の瞳に彼はそれ以上何も言えなかった。 ただ彼女の思いやりと優しさが心に沁みて、上条は胸が詰まるような感覚に思わず涙腺が緩みそうになる。 ぐっとこらえたが、もしかすると目尻に溜まった滴ぐらいは彼女に見られたかもしれない。それでも不思議と彼の心に恥ずかしさや照れくささは無かった。 もし自分にも夢が持てるなら、この想いの行く先を将来の夢にするのも悪くないなと思えて、 「ありがとうな、御坂。――お前が一緒なら、俺にも将来の夢、見つかりそうな気がするよ」 感謝と、「この」気持ちを込めた言葉を送った。 「ううん。こちらこそありがとうね。そう言ってもらえて本当にうれしい」 上条の言葉を受けた美琴は、ずっと上条の手を握っていたことに気がついた。 いつもなら意識をしただけで気恥ずかしさと照れくささが沸騰し、大きく感情を揺さぶって、彼女の心を羞恥の色で塗りつぶしてしまう。 なのに今、この瞬間だけは、手のひらを通して伝わってくる上条の手の温もりが、美琴の心を柔らかく解していくのだ。 いつの間にか上条のもう片方の手が、美琴の手に重ねられている。 更なる温もりが加わり、彼女の心がほんのり幸福色に染められて、このままこうして居たいと素直に思えていた。 「――なあ、御坂」 優しそうな上条の声が美琴の耳朶をくすぐるように聞こえてくる。 「お前の夢って、どんなんだ? もし出来れば、参考までに聞かせて欲しいんだ」 それはまるで愛のささやきのように、彼女の心に真っ直ぐに響いた。 「私の夢? ――やりたいことやなりたいもの、いろいろあるけどね」 一番は当麻と結ばれることよ、と美琴は思ったが、同時に、上条にこの気持ちを打ち明けたい、という願いも大きく膨らんでいることに気が付いた。 「そっか。お前の夢って一つだけじゃないんだな」 「そうよ。人それぞれ、いろんな夢があるんだから」 「いろんな夢、ねぇ」 彼は自分のこの気持ちに気付いているのかな、と思いながら、果たして今ここでそれを打ち明けて良いものか迷っていた。 だが思い切りの良さ、というのも彼女の美点の一つだ。 この瞬間に、美琴は――よし、と覚悟を決める。 「どうしても……聞きたい?」 そう聞いてきた彼女に、上条は少し迷ったような顔をしていたが、 「――やっぱりやめておくよ」 「えっ!?」 あっさり肩透かしをくらったようで美琴は戸惑った。と同時に胸が何かに塞がれたような感覚に襲われる。 冷たく大きな塊のようなものを感じて、息が詰まるような苦しさを覚えたが、 「あー、勘違いするなよ、御坂。俺は聞きたくないんじゃなくて、今はまだ聞かないほうが良いって思ったんだからな?」 急に沈んだような表情に変わった美琴に、上条は慌てて言葉を繋ぐ。そうして今度は誤解を与えぬように、じっと美琴の瞳を見つめながら言葉を添える。 だから彼女には、彼の真意は拒絶するような決して厳しいものではなく、まだその時じゃないと優しく教え諭しているように思えた。 「――だからもう少し後。そうだな、御坂が中学を卒業する時に教えてくれよ。その時だったら、多分、俺にも将来の夢が見えるような気がするんだ」 上条の真摯な言葉が、美琴の胸をふさぐ冷たい塊を一瞬で溶かしてしまった。 彼が言わんとしていること。それはおそらく……そうなんだろう、と美琴には思えた。はっきりとした確証は無いが、それは彼なりの責任感のようなものだと感じられた。 上条がそのつもりなら、今ここで無理に打ち明けることもない。これは「その時」が来るまで、この想いとともに胸の中に大切にしまっておくのだと決めた。 「うん、わかった。そうする。――それまで無くさないように、大切にしまっておくことにするね」 「すまねえな……。せっかくの気遣い、ふいにしちまって」 すまなそうな顔の上条に、美琴はにこり、と優しく笑いかけた。 「だったら、その時はアンタの夢も教えてね?」 この瞬間、上条には夢の一つがぼんやりとその形を見せたような気がしていた。それは繋がった手を通して伝わってくる彼女の温もりからも感じられるように思えて。 彼女の夢と、自分の夢が交差することがあれば、その時こそ二人が望む未来を見られるのだろう、と。 「ああ、もちろんだ。それまでに、ちゃんと見定めておくからな」 「うん。楽しみに待ってる」 交わる視線に迷いはなく、ここから続く道筋がはっきりと見えたようにも思えた。 「――ところで、いつまでこうしていればいいのでせう?」 「ふぇっ!?」 がっちりと握り握られた手は、お互いの意思でしか離せない。 我に返ったように、二人は今まで握り合っていた手を慌てて離すと、何事も無かったかのように、椅子に座りなおした。 そうしてまた視線を合わせたら、 「うふふっ」 「あははっ」 なぜだか気分が楽しくなってきて、笑みが零れてきた。 恋人のような甘い高揚感は無いが、この未満な関係がなんだか気軽に思え、肩の凝らない心の距離が気持ちよく感じられる。 「なあ、今度の日曜日、暇ならどっかへ出かけないか?」 「ええっ!? ――それって、デートのお誘い?」 いつもと違って恥ずかしがらず、ニヤリと挑戦的に笑う美琴に、上条はとぼけた顔で、 「んーどうだろう。どうするのがいい?」 こちらも負けじと笑みを返す。 そんな上条の挑戦なんぞ、歯牙にもかけないような余裕でもって美琴は応じる。 冷めかけたカフェオレに口をつけながら、彼女は言った。 「そうね……アンタの好きにしたらいいわよ? ――ところであの子はどうするの?」 「うっ……」 思いもかけない美琴の態度に、上条はちょっと意外そうな顔をした。 ちょっとしたおふざけのつもりが、いつの間にか真面目な話に変わっていたことに彼は戸惑っているのだ。 「――どうしようか。さすがにほったらかしもなんだしな……。いつものように小萌先生にでも頼もうか?」 「だったら……一緒に行きましょうよ。私なら構わないわよ?」 今度は慈母のような微笑を彼に向けていた。 そんな彼女に、上条は参りましたと言わんばかりに、大きくため息を吐く。 「やっぱりお前にゃ敵わねーよ。――すまんがインデックスも頼むわ。最近アイツとも遊んでやってねーから、こういうのもたまにはいいかもな」 彼の降伏宣言に、ふふっと勝ち誇ったように笑う美琴。 「じゃ、お弁当たっぷり作って持っていくわよ。行き先はアンタ考えなさいよ。なんなら遊園地でもいいけど?」 「そうだな、そうすっか? ――俺、からあげが食べたいな」 「――うん。わかった……」 美琴は上条からのおかずリクエストを受けたことに、ほんのりとした幸せを感じていた。 甘いカフェオレのような『自分だけの現実(もうそう)』がまた一歩、実現へと近づいたように思えて、にんまりとして頬を緩めていたが、 「なんかさ、お前。すっかりお嫁さんモードだよな」 その途端、美琴は飲んでいたカフェオレを噴きだした。 「ぶふぉっ! げほげほげほっ!!?」 「――うおいっ!?」 上条は慌ててハンカチを取り出すと、むせ返る美琴に渡す。 受け取ったハンカチで口と鼻を押さえて咳き込んでいた彼女だが、やがてはあはあと息を整えると、 「こ、この、バカッ!」 美琴が弾けるような音とともに向けてきた電撃を、さっと右手で軽く消し去ると、上条はニヤニヤとした笑みを向けた。 「やっぱりいつものミコっちゃんだ」 「うっ、うるさいっ! ア、アンタが変なこと……言うからでしょ。もう」 そう言うと美琴は、はにかみながらも咳き込んで出た涙を目尻に溜めて、上目遣いに彼を睨みつけた。 すっかり油断をしていた上条は、そんな彼女の仕草と表情にドキリ、と胸を震わされる。 頬を染め、涙を浮かべ、上目遣いに可愛らしく睨んでくる美琴の表情に、思わず見惚れてしまっていた。 「ああ、ご、ごめん……」 どきどきと高鳴る胸の鼓動が抑えられなくて、思わず抱きしめたくなる誘惑に駆られる。 「――あ、の……」 何かを言おうとして、言葉にならない。咽喉は一瞬のうちに渇き、胸がきゅんとして甘い痛みを訴える。 もしこのテーブルが無かったら、と残念に思う一方で、おかげで誘惑に負けずにすむのだと、ほっとしたような気持ちも抱いていた上条。 そんな彼のどぎまぎとした様子に気付いたのか、 「アンタ、いったいどうしたのよ?」 美琴が獲物を見つけた猫のような目付きに変わっていた。 「――ッ! なな、な、なんでもないっ。なんでもないぞっ!」 「なに? ――もしかして、この美琴センセーの魅力に気がついたのかなあ?」 「――う、うるせえ……」 ニヤニヤとする美琴の視線を逸らすかのように、上条は無言でそっぽを向くが、それでも顔の赤みは消すことが出来なかった。 「もしかして……図星? へえー、アンタって中学生に手を出すすごい人なの?」 「――くそっ、年上の高校生をからかいやがって。覚えてろよ」 照れ隠しにもならないような呟きを漏らしながらコーヒーを啜る上条。 そんな彼を、まるで猫が獲物をいたぶるかのように美琴が絡んでいく。 「もしかしてワタシ、何かされるの? きゃーこわーい……なーんちゃってね! アンタだってそんな度胸も無いくせにぃ」 「お、俺だってその気になりゃ……お、狼になってしまうかもしれないんだぞ?」 きっとなって睨みつける上条に向かい、美琴はその瞳に視線を合わせた。 「うふふっ。意気地なしさん、やれるものならやってみなさいよ」 「その減らず口、いつか塞いでやるからな」 絡み合った視線を逸らそうともせず、じっと見つめあう二人。 やがて美琴は、にっこりと満面の笑みを彼へと向けた。 「――なら……ずっと待ってるからね。優しい狼さん?」 ~~ To be Continued ~~ 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある2人の放課後喫茶店
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上条さんと美琴のいちゃいちゃSS 今日は - ;回いちゃいちゃしました 昨日は - ;回いちゃいちゃしました ◎短編 _ _____________ _____________ _____________ 当麻と美琴の恋愛サイド only my 美琴 とある恋人の日常風景 とある実家の入浴剤 未来からうちの子がやってきた Equinox memories fortissimo とある少女のマフラー計画 上条さんがちっちゃくなりました。 memory 例えばこんな三人の関係 とある少女のういういdays とある幼馴染の超電磁砲 素直になったら 白紙の未来設計図 とあるラジオのいちゃいちゃSS 素敵な恋のかなえかた 胸に抱く、想い 恋と嘘と信頼と 君の見る幸福な世界 Presented to you 一端覧祭大騒動 Time enough for Love~愛に時間を Plus Minus とある上琴の未来物語 壊れかけの超電磁砲 『好き』だから…… とある異世界の上琴事情 新約編 とある男女の恋愛生活 とある少年の猛烈恋慕 とある不幸な都市伝説 どっちも負けず嫌い とある2人の放課後喫茶店 居場所 みこにゃんの日常 還ってきてよ… とある世界の名作劇場 クリスマス狂想曲 我が家に妹がやってきた こぼれ話 とある二人は反逆者 とある幼馴染の幻想殺し とある科学の執行部員 記憶鮮明! 育児日記 学舎の園脱出作戦 とある科学の超荷電粒子砲(プラズマ・キャノン) 編集 ◎完結 _ _____________ _____________ _____________ シークレットメッセージ 遊園地デート X-DATE 帰省編 とある学園の執事喫茶 一端覧祭 とある両家の元旦物語 バイト生活 とある子猫な超電磁砲 どこにでもあるハッピーエンド 幸せへと至る道 side by side Daily Life とある未来の・・・ とある宣伝の超電磁砲 11月22日は何の日? こいぬのおくりもの 鶴の恩返し My... とある記憶の消失問題 とある男の本気告白 一本の白き道 ――ふたり―― 上琴の戦い 起きないあいつ 恋する美琴の恋愛事情 未来からの来訪者 わたしのヒーロー とある少年の帰還記念祭 とある10人のハロウィンパーティ 幸福へのプロローグ Love is blind とある少年の告白成就 神(上)の見えざる(右)手 月と彼方と私とサクラ 消えゆくあいつの背中を追って 上琴の奇妙な体験 とある二人の旅行物語 秋終わり、恋は終わり始まる とある不幸なHappy days とある底辺と頂点の禁断恋愛 全力で貴方たちを倒す! if√ とある乙女の小さな願い とあるファミレスのバカップル 被害者 とあるベランダの超電磁砲 御坂美琴の消失 美琴「素直になる…かー」 くっつく さよなら常盤台 編集
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とある美琴の他寮生活<アウトドア>第4章-2 学舎の園まで走ってきた上条は息切れしまくりである。 (まだかなー、お、来た来た、ってあれ、なんか多くないか?) よく見ると常盤台が2人、柵川が2人いる。 (何でだ?) 自動改札のようなゲートを出ると彼女はこちらを見るなり、 「あ、いたいた、待ったー?」 「いや、着いたばっかだけど、その2人は?」 「ああ、こちらが柵川中学1年の初春さんと佐天さん。こっちはわかるよね?」 「ああ、白井さん、だっけ?」 「覚えてくださったのですねー、この黒子、幸せものですの、ってお姉さま、なんでこの人がいるのですの?」 「あー、ちょっとね」 横で、 「この人前見ましたよね、佐天さん」 「あー見た見た。御坂さんと一緒に居た人でしょう。かっこいいとは思ってたのよねー」 「へ、一一一(ひとついはじめ)はどうしたんですか?」 「そっちのほうがいいに決まってんでしょー」 「そうですよね」 あははは、と笑う2人。 美琴を見て変な顔をする白井。 それを見ている上条は、「どうすれば……」と思うことしかできなかった。 16 00 そろそろ行くか、と彼が思ったのは午後4時のことであった。 美琴が言った。 「じゃあ、黒子。わたし用事があるからここで」 と言うのを聞いた黒子は、 「お姉さまがそう言うのでありましたら、仕方ないですわね」 と。ここで上条が言う。 「そこに駅があるだろ。そこで乗るか」 この提案に美琴は、 「そうね。それじゃあ、バイバーイ」 それから、2人は第23学区へ向かった。 五和を迎えに行ってクタクタになった2人はすぐに部屋に入る。 「あー、何もする気がしねーな」 と彼が言うのに対して、 「そうね、このまま寝る?」 風呂が壊れているのは仕方が無い。 でも、このままとは…… 「じゃあ、寝るね」 そういってすぐに美琴は寝てしまった。 それから1年数ヶ月 「もう春か」 「早いわね」 2人がいるのは上条の学校。 常盤台に高校があったにもかかわらず、こっちを選んだ美琴。 そして、上条は言う。 「この学校には3年が1年と手をつないで入学式会場に入場するというしきたりがるんだけど」 という上条を見て、赤く、ならない美琴は 「そうなんだ。じゃあ」 と言って2人は入学式会場に向かった。 彼は悩んでいた。 彼の両親である上条刀夜と上条詩菜、それに美琴の母親である御坂美鈴がいるためだ。 写真撮影の時間。 するとすぐに刀夜が走ってきた。 「当麻、メキシコの土産はいるか?」 「とうさん!何でそんなものがあるんだよ!!」 とそこに2人が加わる。 「あらあら、当麻さん的にはその人と一緒にいるのがいいのね」 母さん(詩菜)かよ。 「あんたは美琴ちゃんが好きなのかい?」 美鈴かよ。 結局仲良く写真とって終わり。 それだけだった。 その日、上条当麻と御坂美琴は死んだ。 これまた仲良く手をつないで帰っているときに。 上条勢力をつぶすために出てきた猟犬部隊(ハウンドドッグ)により、暗殺された。 天草式、旧アニューゼ部隊、必要悪の教会(ネセサリウス)、神の右席などと猟犬部隊が戦争を起こした。 まさに、科学と魔術が引き起こす第3次世界大戦。 これにより、ヴェネツィアなどの主要都市が破壊され、 学園都市第1学区が丸々消滅した。 結果、上条勢力の中心人物、上条当麻と御坂美琴がアレイスター=クロウリーの手で暗殺された。 そして、 妹達(シスターズ)全体の処分、および学園都市をイギリス清教必要悪の教会(ネセサリウス)の支配下に置くことで和解、終焉を迎えた。
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前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある幼馴染の幻想殺し 序章 ④再会 上条が退院した翌日、上条は美琴に連れられ第四学区のレストランへと向かっていた。 レストランに入ると上条にとって非常に懐かしい男性と女性が待っていた。 「旅掛さん、美鈴さんも…」 御坂旅掛と御坂美鈴… 二人は美琴の両親で幼かった上条にとって両親を除いた唯一の大人の味方であった。 「久しぶりだな、当麻君」 「…はい、お久しぶりです」 美琴が上条の顔を見ると何処か浮かない顔をしている。 上条を両親に会わせれば喜んで貰えると思っていただけに、 美琴はどうすればいいか分からなくなっていた。 「それにしても大きくなったわね。 10年も会ってないんだから当たり前か」 「あれから10年も経つんですね」 (そうか、お兄ちゃんはまだ あの時のことを…) 美琴は上条が喜ばせると思ってしたことが上条を逆に苦しめていることに気付く。 上条にとって御坂家との思い出は楽しいものであると同時に、 当時の自分を取り巻いていた状況を思い出させる苦いものでもあるのだ。 美琴は自分の浅はかな行動に自己嫌悪を覚える。 そんな美琴の心情を察したのか、上条は美琴の肩に手を置いて言った。 「そんな顔するな。 旅掛さんや美鈴さんに会えて嬉しいって気持ちも本物なんだから」 「…ごめんね」 そんな二人の様子を見て旅掛は言った。 「すまない、当麻君。 俺達も当麻君と久しぶりに会いたくなったんだ。 それに当麻君に大事な話もしなくちゃいけないからな」 「大事な話ですか?」 「取り合えず座ってちょうだい、当麻君の話も聞きたいし」 「…分かりました」 そして上条と美琴は四人席のテーブルに腰掛けるのだった。 「まあ、そんな感じです」 上条は主に学校での生活について旅掛と美鈴に語って聞かせた。 日々の不幸はあるものの、楽しい日々を送っている。 その言葉に旅掛と美鈴も笑顔を見せるのだった。 「刀夜さんの判断は正しかったかもしれないな。 オカルトと対極に位置するこの街なら、以前のようなことには…」 旅掛はそう言って口を噤んだ。 「すまない、不用意なことを言ってしまって…」 「気にしないでください。 さっきも言った通り、俺は楽しい日々を送ってます。 それにいつまでも過去ばかり見ているわけにはいきませんし」 「当麻君がそう思えるようになって本当に良かったわ」 「まあ、こう思えるようになったのは最近なんですけどね」 「…当麻君、君に一つお願いがある」 「何ですか?」 「これから先、ずっと美琴ちゃんのことを支えてあげてくれないか?」 「…」 「俺もまだ美琴ちゃんから詳しい話を聞いたわけじゃない。 だが美琴ちゃんが何か大きなものを抱えてしまったことは分かってる。 俺達は美琴ちゃんがいつか自分から話してくれるようになるまで、 親として美琴ちゃんを支えるつもりだ。 でも美琴ちゃんのことを本当に支えてあげられるのは、当麻君しかいないんだ」 「…逆に俺が傍にいることで、美琴に不幸が降りかかるかもしれませんよ」 「当麻君が決して不幸なんかじゃないことを私達は知ってるわ。 でも当麻君が自分を不幸だって決め付けてる限りは幸せは決して訪れない。 当麻君が本当に美琴ちゃんを不幸にすると思ってるなら、 私達の勝手だけど この話は断ってちょうだい」 「…俺は先日 美琴の笑顔と言葉に救われました。 美琴の笑顔を見て、あんな風になる前の自分を思い出すことが出来たんです。 そして美琴の言葉で、美琴のためにも自分の幸せを諦めないことを決めました」 「当麻…」 「正直に言うと まだ恐い部分はあります。 美琴は俺にとってかけがえの無い大事な存在だから。 大切に思えば思うほど、何かあった時のことを考えると恐くなるんです。 でも もし何かあっても美琴のことは必ず守ってみせます。 だから 美琴との交際を許してください」 上条の言葉に美琴は思わず涙ぐむ。 そして旅掛と美鈴の顔には満面の笑顔が溢れているのだった。 「当麻君は本当に強くなった。 そして今の君になら安心して美琴ちゃんを任せられる。 良かったな、美琴ちゃん」 「うん」// 美琴は涙を袖で拭いながら旅掛の言葉に頷く。 すると美鈴がカバンの中から、一枚の紙と何かの鍵を取り出した。 「そんな美琴ちゃんにプレゼントがあります!!」 美鈴はそう言って紙と鍵をテーブルの上に置く。 「あの、これは?」 上条は何か嫌な予感がして美鈴に恐る恐る尋ねる。 「まずは中身を見てちょうだい」 上条と美琴が紙を覗き込むと、そこには常盤台学生寮退寮受理と書かれていた。 「ちょっ、これどういうこと!?」 「ふふ、当麻君と美琴ちゃんの恋人生活のお膳立てをしようと思ってね」 「もしかして、この鍵は?」 「うん、当麻君と美琴ちゃんの愛の巣の鍵よ」 それを聞いた途端、美琴の顔は一気に赤く染め上がる。 そして上条は逆に頭を抱えて溜息を吐いた。 「どうした 当麻君、嬉しくないのか?」 「嬉しいとか、それ以前の問題でしょ? 俺達は学生で、しかも美琴はまだ中学生ですよ」 「だから、ちゃんと当麻君には選択肢を残しておいたわ。 当麻君の寮の退寮手続きは流石に取ってない。 だから、美琴ちゃんと暮らすのがまだ早いと思ったら断っていいのよ」 美鈴に言われて、上条は隣に座る美琴を見る。 自分が心から守りたいと思い、支えてあげたいと思った大切な少女。 その体は華奢で何かあったら簡単に壊れてしまいそうである。 傍にいてあげたい、何より自分が傍にいたい。 なら年上の自分が傷つけないように注意を払えばいいだけだ。 「…分かりました、お心遣い感謝します」 そして上条と美琴の同棲生活が決まるのだった。 前ページ次ページ上条さんと美琴のいちゃいちゃSS/とある幼馴染の幻想殺し
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とある魔術の禁書目録0 第一章 突然の訪来者 change one s school. 230万人の学生を抱える超能力開発機関『学園都市』。開発の遅れてる東京の西地区を丸ごと買い取り、 そこに超能力開発機関の『街』をつくった。 その街に集められるのはほとんどが学生のため、『学園都市』はいろいろな学校が集まった『学校の街』である。 学園都市に通う学生達は、みんな血管に直接クスリを注入して耳の穴から脳に直接電極を刺せば、超能力者のなる。 かといって、誰もが超能力者になれるとは限らない。超能力に目覚めた者は、それぞれレベル1〜5までに判別される。 そして超能力に目覚めなかった者は、全員が無能力者《レベル0》という烙印が捺されてしまう。 そして今、学園都市に通う、一人の無能力者《レベル0》が、 「不幸だあああああァァァァァァァァァァァァァァーーーーーーーーーーーーーー!!!!!」 走っていた。 「チクショーーーーッ!!久しぶりに目覚ましセットしたってのに、どこも問題ないハズなのになんで目覚まし作動しないんですかーーーーッ!! しかも追い討ちかのようにインデックスがなんか寝ぼけて俺をなんか食い物だと思って頭に噛み付いてきたし上条さんはもう頭も心もボロボロになってしまいますよーーーーーーーーーッ!!!!!!! もう一度言うぞ、ふーーーーーーーこーーーーーーーーうーーーーーーーーーだーーーーーーーーーーーーーーーー!!!!!!!!!」 走りながら叫んでいる少年、上条当麻はいくつかの不幸が重なって学校を遅刻している。 上条当麻は無能力者《レベル0》、しかし、彼の右手には、それが異能の力ならば、神様の奇跡さえ問答無用で打ち消す力、幻想殺し《イマジンブレイカー》が宿ってる。 彼は、その力をもってして、ありとあらゆる脅威をその右手を使って『殺し』てきた。 しかし、それは、同時に神のご加護や運命の赤い糸などという幸の力さえも『殺し』てしまう。そのため彼は、いつも不幸に見舞われる。 ハァハァ、と息をきらしながら走っている上条は、やっとのことで上条の通う高校に着いた。 上条は階段を上り、急いで自分のクラスに入った。 「ハァ、ハァ、フーーー、間に合ったーーーー」 すると、青髪ピアスと土御門元春が上条の下にやってきた。 「カミやん、遅刻ギリギリやったなーーーーー、もっとゆっくりきてもよかったんやでーーーー(怒)」 「は?お前、何怒ってるわけ?土御門、コイツどうした、の・・・・・・?」 「カミやーん、いつもなら完全遅刻してくるカミやんが、なーんで今日に限ってギリギリセーフなんだにゃーーー。 そのあたりのとこ、このやさしー土御門元春さんに教えてほしいんだにゃーーーー(怒)」 ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴッ!!!二人からドス黒いオーラがゾワゾワと発している。 上条は理不尽な不幸を感じたのか、とっさに右手でドス黒いオーラを消そうと思い、青髪ピアス、土御門元春の順にオーラを打ち消した。 「な、なんや、急にどうでもよくなったんや」 「くっ、カミやん、やるにゃーーーーー、次は負けないぜよ」 「一体全体何なんだよ?俺が何したってんだよ!誰かこの上条さんに説明プリーズ!」 とんとん、と誰かに肩をたたかれた。振り返ってみると、そこには姫神秋沙が上条の後ろに立っていた。 「上条くん、君、間に合ったんだね」 「?、あ、あぁ」 「そう、じゃあ、私の勝ちだね」 そういうと、姫神は教卓のとこで談話している青髪ピアス、土御門元春のとこへいった。 「賭けは、私の、勝ちだね」 「賭け?」 上条は首を斜めにたおし、わけのわからない顔をした。 「あちゃー、負けやねん、負け。この出費はイタイワー」 「にゃー、次は負けないぜよー」 二人はそれぞれ、2000円を、合計4000円を姫神に渡した。 「上条当麻、貴様遅いわよ!!」 「今ごろっ!?」 そこに、いつ見ても不機嫌な表情をした、吹寄制理があらわれた。 「あぁ、姫神さんが勝ったのね」 「吹寄さん、何か知っていらっしゃるのですか?」 「・・・・なんでここで敬語になるわけ?」 吹寄はやや引き気味の表情をした。 「姫神さんとあのバカ二人、貴様が今日遅刻する遅刻しないって賭けをしてたのよ」 「・・・・・・・、は?」 上条はそのまま3人(バカ二人)の方を見た。次は5000円で勝負だにゃー、とか、男に二言はないやな?とか聞こえた。 その言葉で、上条の怒りはピークに達した。 「お・ま・え・ら〜〜〜〜〜、何人を使って賭けなんて真似事してるんだーーーー!!!」 上条の右手が、バカ二人に炸裂した。 「イタァーーーーーーーッ!!!×2」 二人の叫びが重なった。
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1 Festival of large star IF「途中抜き話シリーズその1:とある昼食のラブコメ」 喫茶店に入るとやたらと元気な声をさせて長髪のウエイトレスが飛んできた。 「いらっしゃいませぇー。 お二人様ですねー? こちらへ―」 「いや、俺は人と待ち合わせしていて、先に来ているはずなんだけど?・・・ん?二人?」 早速席へ案内しようとするウエイトレスを手で制して店内を見渡そうとしてウエイトレスの発言になにかが引っかかる。 上条はこの喫茶店に一人で来たはずなのにウエイトレスが案内しようとしたのは2人。 疑問に思ってウエイトレスに聞いてみる。 「いま二人って言った? 俺一人で入ってきたはずなんだけど――おわぁ!白井!?いつの間に後ろにいやがる!」 「あらら、その反応は女性を対してかなり失礼ですわよ。 ナイーブなわたくしのハートは結構傷つきますの。それからいつの間に、じゃありませんわ。 番号を教えてあるのに待てど暮らせど連絡は無いですし!私が殿方に番号をお教えするなんてことは本当に珍しいのですわよ。 あんまり連絡が無くて半分諦め気味に軽く散歩でもして常盤台中学の応援にでも行こうかなー、とか思ってブラブラしてたらこの 喫茶店に入るあなたが見えたので空間移動(テレポート) して背後に移動、それで今に至るって感じですわ」 上条の背後にはスポーツ車椅子に乗ったツインテールお嬢様―白井黒子が居た。 その顔はにこにこと笑ってるように見えるが良く見るとこめかみのあたりに青筋が見える。 連絡していなかったのを怒っているみたいだ。 上条はバツが悪そうに視線を泳がせて白井を見て 「あ゛~、その、なんだ・・・。 いまから親父達と一緒に昼メシなんだけど・・・その、よかったらお前も一緒に来るか?」 鼻の頭をカリカリと掻きながら白井に言ってみた。 「ええ、ご一緒させていただきま―――ッ!?」 快く承諾の意を上条に伝えようとした白井が突然言葉を切って固まる。 ん?、と思って白井の視線を辿ってみるとその先にはなにやら不機嫌そうにテーブルに頬杖を突いて座る御坂美琴の姿があった。 「白井?もしかしてあの人は、アレかな?俺と会うたびに10億ボルトの電撃を撃ってくる中学生かな?」 上条のその言葉を聞いて白井は顔を蒼白にしてガタガタと震えだす。 しばらくそんな状態を続けた後に 「と、殿方さん、申し出は嬉しいのですがわたくし、い、いまはダイエット中でして、その昼食は 控えておりますの、やはり痩せてるほう魅力的ですわよね。というわけで失礼します!!」 早口でそんな事を言いながら上条の「お、おい?」という言葉もスルーして来た時と同じように空間移動(テレポート)を発動させて白井黒子は消えてしまった。 案内を止められたままのウエイトレスが事の一部始終を見ていたが全く動かなくなってしまった上条の対応に困っておろおろとしていたが丁度そこへ店内の一席 から声を掛けられた。 「おーい、当麻。こっちだこっち、さぁ早く来なさい。 母さんが楽しみにしてるだろう」 「あらあら刀夜さんったら。 本当は自分が一番楽しみにしている癖に」 おろおろするウエイトレスにその席を指差して「待ち合わせ相手はあそこの席みたいだ」と告げると 「はい、かしこまりましたー。 ではお席の方へご案内いたします」と言って満面の営業スマイルをくれた。 先を歩いていくウエイトレスについて店内を歩いて声の主と同じボックス席に座る。 「あんまり大声で騒ぐんじゃねぇよ。他のお客さんとか見てんだろ」 「あらあら当麻さんったら恥ずかしがり屋さんなのかしら。 刀夜さんどうしましょう?」 「こら当麻。あんまり恥ずかしがるんじゃ無い! 母さん困ってるだろ」 向かい側に座る上条の両親 上条刀夜と上条詩菜は大声などあまり気にしてない様子で話を続ける。 それを見るとまたかよ。と言う気持ちになるがこの夫婦は いつでもこうなのだ。 いまさら息子の注意なんて気にも留めないだろう。 際限なくラブラブぷりを発揮する上条夫妻をいい加減にしろと手で制して